iOS端末(iPhone, iPad)でのファイルのダウンロードについて

iOSでは、iOSシステムや他アプリは隔離された環境で実行され、基本的にアプリ間の通信/連携は制限されています。このアーキテクチャは「サンドボックス」と呼ばれ、iOSのセキュリティーを支えています。このサンドボックス構造のため、iOSではアプリ間でデータを共有は制限されています。

そのため、一般的なWebブラウザを使用してFilePostからファイルをダウンロードした場合、一部形式のファイルについてはユーザの端末への保存は制限されます。特に、著作権等の制約により、Webブラウザは動画形式ファイルの再生は可能ですが、端末に保存をすることはできません。


ただし、外部アプリを活用することにより、FilePostを経由して受け取ったファイルを端末(iPhone, iPad)に保存することができます。以下、その方法についてiPhoneを例にして説明します。iPadでも画面イメージは異なりますが、基本的に同一です。



PDF, Zipファイル等を保存する場合(動画ファイルを除く)

FilePostを経由してファイルをWebブラウザ(Safari)からダウンロードし、そのファイルを他のアプリに読み込ませることにより、ファイルを保存・参照することができます。例として以下のようなアプリが活用できます。


1. 下記のアプリのいずれかを端末にインストールしておきます。(標準アプリのiBookは既に端末にインストールされています。)

2. メール等に記載されたファイル受け渡し用のFilePostページURLをタップし、Safariでページにアクセスします。

3. 受け取りたいファイルのファイル名をタップします。ファイルを読み込ませたいアプリ名が表示されていれば選択します。他のアプリをインストールしている場合は、「その他」をタップします。 (動画ファイルはアプリを選択できません。再生するかこちらの方法によりダウンロードを試みてください。)

4. 「その他」をタップし、ダイアログからファイルを読み込ませたいアプリを選択します。

5. これで選択したアプリにデータが保存されました。選択したアプリを起動し、受け取ったファイルを参照します。
> iBookの例

> Clipboxの例

> Sidebookの例



動画ファイルを保存する場合

Webブラウザでは動画形式ファイルをダウンロード・保存できないため、他のアプリを利用します。 例えば、以下のアプリを活用して動画を保存することができます。


1. 下記アプリを端末にインストールします。

2. アプリを起動し、動画にアクセスした時の動作の設定を変更します。以下のようにアプリの設定→MIMEタイプと選択し、MIMEタイプに「video/* 尋ねる」を追加・変更します。

3. 次に、FilesアプリでFilePostのファイル受け取りページを開くため、メール等に記載されたFilePostファイル受け渡しページのURLをロングタップし(長押し)、コピーします。

4. Filesアプリを起動し、下部の「ブラウザ」アイコンをタップします。上段のURLに、コピーしたFilePostのURLをペーストし、「開く」をタップします。FilePostのページが表示されます。

5. 受け取りたいファイルのファイルアイコンをタップします。ダイアログボックスが表示るので、ファイルを保存する場所を選択します。

6. 保存したフォルダに移動しし、受け取ったファイルをタップすると動画は再生されます。端末に保存されているため、ネットワークに接続されていない場合でも再生することができます。

7. iOS端末で録画した動画ファイルと同じ場所:カメラロールに動画を移動することもできます。以下のようにiをタップし、「写真に追加」をタップします。写真に追加の確認に対して「OK」をタップします。

8. 写真アプリを起動すると、保存された動画を閲覧することができます。